ハクビシンってなに?
■分布 ハクビシン(Paguma larvata)は1属1種で,ネコ目ジャコウネコ科に分類されている。南方系の動物であり,東南アジア,中国南東部,台湾,インド,スマトラ,ボルネオ,ジャワ等,東南アジアにかけて広く分布している。日本では昭和20年代初頭に四国,静岡県,山梨県,福島県にまばらに分 布していたものが,徐々に分布域を拡大し,現在では南東北から中部,四国で分布が集中している。 分布情報と捕獲情報より,現在のハクビシンの分布状況をみると,大阪府,鳥取県,大分県,沖縄県を除く43都道府県に分布し,ほぼ全国的に生息していることが分かる。 |
足跡 (後) (前) |
ハクビシンの形態・生態
・体の大きさ(成獣) 体長 約90~110㎝ 体重 約3~4㎏ ・体の特徴 体の大部分が灰褐色で,短い四肢は黒色。額から鼻先まで白い模様があり,台湾名では白鼻芯。 尾の先が白っぽい個体や、鼻が黒っぽい個体も見られる。 ・行動 完全な夜行性で、木登りが得意。 平地から山地に生息するが、特に里山的な環境を好み、昼間は樹洞や人家の屋根裏をねぐらとしている。 行動範囲は30~70ha程でオスの 方が広い範囲で行動する。 ・繁殖 1年に一回子供を産む。 一度に産む子供の数は約2~3頭。 子供を産む時期は夏から秋にかけて多く産む傾向。 妊娠期間は約2ヵ月間。 ・食べ物 雑食性で、果物やトウモロコシ・野菜 ・昆虫・卵・小動物など。 好物は果物。 ・運動能力 ハクビシンは樹上生活者とも呼ばれ、バランス感覚は非常に優れており木登りが得意である。足でものをつかむことができるため、電線の上を尾でバランスをとりながら渡り、移動することができる。また、飼育個体を観察してみると、高さにして約110cm までジャンプすることができる。 しかし、木から木への横へのジャンプは、あまり得意ではない。例えば1本のリンゴの木に登りリンゴを食べ、別の木に移動するときは一度地面に降り他の木に登ってリンゴを食べる。 ハクビシンはネコの仲間なので、頭が入れば狭い隙間を自由自在に通り抜けることができるが、 自ら穴を掘ることはしない。 |
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アライグマの形態・生態
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